新潟デスキャンプ2006!! 〜ライヴ外のお話〜


さてさて、今度は“キャンプ”と言う一面から、この度のイベントの様子を追って行きましょうか!
端からバーベキューをやる気満々だった我々は、SURGELINE、BUTCHERとライヴが終わった直後から、調理用の備長炭に火をつけ始めたのでした(笑)時刻はまだ午後3時過ぎってところだったでしょうかね。
しかしまあ、日頃アウトドアなんてものに縁のない連中のこと、この備長炭に火を点けるのに一苦労。うちわで扇いでも、着火剤やら紙やらをくべても一向に火は強くならない。しまいには、いかにもボーイスカウト等でアウトドア経験のありそうなスティーヴ氏が、そこら辺に散らばってた枯草を拾ってきて火を付けてみたり。

最終的には無事火を点けることが出来たのですが、どうやら本格的に経験者らしいPUKELIZATIONのB/Vo氏によると、備長炭に火をつけるのは調理を始める2,3時間前で、しかも“火点け”に使用するのは「しちりん」の方だそうで、バーベキュー台の炭に直接つけようとしてもなかなか点かないそうなのです。
もっと早くに気が付けばねぇ、あんなに焦ることもなかったのに。でもそのピュークリ氏がやって来たのが、空が大分暗くなってからでしたから。
と言いますか、皆食い気が先に走り目が血走ってましたから(笑)、冷静な判断なんてできやしない。やはりオーガニックな環境では、ガスコンロみたいに「サクッ!」と行かないわけでして、でもこんな不便さを楽しむのがキャンプってヤツですからね。


火が点いてからは、もうスゴイですよ。ブッチャー氏が前日に買出ししておいた食材がわんさか!角切りステーキに始まり(いきなりかよ)、定番の焼肉にガーリック・トースト。手羽先にチョリソーソーセージなど。他には私が用意してきたミニラーメン20食セット。そしてラーメンを煮た汁でしゃぶしゃぶ。チョイ悪オヤジを気取ろうと、私が持参したレギュラーコーヒーまで。
もちろんお酒をガンガン飲みながら、宴は夜半過ぎまで続いたのでした。しかしまあ肉の量が多すぎて、最後は余ってしまうと言う事態に。普通足りなくなるものなんですが、さすが肉屋!しこたま買いだめしたものですねぇ(笑)

会場からそう遠くないところに私の生家があります。大体車で40分足らずでしょうか。昼の明るい内に、仕事を終えたお袋が遊びに来てくれました。酒が飲みたいって言うので、一旦帰って妹を運転手にしてまた来るとのこと。
「夜は何着て来ればいい?」
と言ったので、「これがいいんじゃん」と、デスキャンプのイベントTシャツを勧めました。ブッチャー氏からお買い上げ。一先ずは家へと帰って行きました。
そんなこともありまして、当初予定になかったセッション大会で私が演奏することになったのですが、再びお袋が現れたのが日も完全に落ちた午後10時過ぎ。その頃にはとっくにセッションは終わっていましたとさ!まあ、来年はバンドで出るからさ。多分ね(笑)
それでお袋と妹2人、酒を出せだの、あったかいものが飲みたいだの申しますので、私はいそいそとその接待に当たったわけですよ。そんなこんなで、しばしの間ライヴを見たり会場の雰囲気を味わったりして、夜がそれほど更ける前に、ちぇっそ家族一行はご帰還されました。

午前2時も回って撃沈した我々は、バンド演奏終了後に流れる爆音のトランスミュージックの下、テントの中で私とM上氏、ブッチャー氏とブラバス氏の4人で川の字になってご就寝。もっとも山の夜の寒さと爆音で、寝不足者を続出させることになりましたが(笑)
朝の7時前に目を覚ました私達がステージ前へと行っていると、そこではちょうど会場の片付けが始まっていました。当然我々もそれに参加。酔い潰れて鮮魚市場のまぐろみたいに横たわっている輩を除いて、皆熱心に働きましたさ。なんたって“エコロジー”ですから!
最後は皆で写真を撮ろうと言うので、メインステージのちょうど真向かいにある“セカンドステージ”(笑)へ、残っていた参加者が勢ぞろいして「パチリ!」。お互いに「お疲れさん!」と労をねぎらいます。最後は主催者を囲み、皆笑顔で拍手して終了!
本当に楽しいライヴ&キャンプでした。今回この思い切った企画を打ったのは、ご当地新潟出身GEVOTAIS BORKEN。こんな企画は他にはないでしょう。本当に気持ちよくて、これほど素晴らしい企画を実現してくれた彼らに感謝感激です。

イベントとして完全に成功したとは正直言えないところかとは思いますが、参加者全員の充実した顔を見れば、この企画が間違っているとは到底思えないものです。「来年もまたやります!」と言ってくれた彼ら。今回の反省を踏まえ、次回はもっと素晴らしいイベントになることを期待します!もちろん、そのために私たちも力添えしますからね!
いやしっかし、有り得ないよなぁ。「デスメタルだらけのキャンプ大会」って(笑)ホントに、サイコーでしたよ!今まで地下に潜んでいたデスメタル軍団も、そろそろ火の光を浴びに外へ出てきた方がイイんじゃないですか!

@ちぇっそ@