20世紀のレガロス VOL.3

Oh-y Gallagher

本日はちょっとした“都内横断ウルトラ”って感じでした!(クイズじゃねーからな)
先ずは四谷OUT BREAKへ立ち寄った私。お店のチラシを置きに、ほんの一瞬だけかすっていった感じです。ま、また後で戻ってくるんですが、これからまた別のところへ行かなきゃならないんです。
そして今度は、中央線に乗り込み向かった先、高円寺20000Vへと辿り着きました。ここでもチラシを置きに。そんでついでに、今夜SUNGODESSでライヴをするロビンさんへ、「ブッチャーABCエプロン」を“訪問販売”しにやって来たのです!
そうしたらちょうどステージでは、SUNGODESSのリハが始まろうとしていた瞬間でした。こりゃまたグッドタイミング!今夜のライヴは見れないので(だからさぁ、また四谷へ戻るって言ってるでしょ!)、こんなところでピンポイントできたのがもっけの幸いであります。
んで無事エプロンもお買い上げ頂き(別に「これを今度は50人に売りつけると、あなたに莫大な報酬が返ってくるんですよ!」と言う鼠講ではない)更に運の良いことに、久しく見れてなかったKING GOBLINのライブまで見れて(だからあくまでリハですから!)、一粒で二度美味しい思いをして、いよいよ四谷へ逆戻りします!
はてさて、今夜の四谷OUT BREAKで何があるかと言えば、「20世紀のレガロス」と言う、ライヴハウス主催のカヴァーバンド大会が開かれるのでした。私の目当てはもちろん、ロリー・ギャラガーのコピーバンド、OH‐Y GALLAGHER(オーイ・ギャラガー)ことROUGH JUSTICEであります!
なんと今夜はたっぷり50分のセットリストを見せてくれるとのこと。これは楽しみじゃないですか。さあて、出順が一番手なので、私も早めに酔っ払っていい気分で観戦しようじゃありませんか!
一曲目は定番の「MISSIN‘WITH THE KID」。出だしのキレのあるカッティングで、早くも私のロック魂がヒートアップ!いやぁ、いいなあ。やっぱロリーはいいなあ。続いて早くも登場、「MOON CHILD」ですか!って言うか、既に曲順とか覚えてないので順不同で!
この名曲、途中ブレイクした後のドラムフィルがポイントなのですが、ロリー初挑戦のドラム氏がちょっと失敗(笑)惜しいなあ。あそこさえ旨くクリアすれば、全体のグルーヴを上手くとらえていただけに残念でした。案の定、終演後、ロリー好きな“うるさ方連”に、そのことを突っ込まれまくっていたドラム氏でした(爆!)
みんな、かわいそうじゃないか!(って一番ツッコんでいたのが、何を隠そう私ですから!)
後は「DO YOU READ ME」を演ったり、「ALL AROUND MAN」を演ったり、そしてアコースティックでは「OUT ON THE WESTERN PLAIN」。ギターをドブロに持ち替えて、なんと「BARLEY & GRAPE RAG」のびっくり選曲!
思わず私一人で手拍子を始めてしまいましたが、そしたら後方で見ていたお客さんも皆で手を叩いてくれるではありませんか!ロリーのコピーなんて渋すぎて、なかなか知名度がないんですがね。でも素晴らしいアコースティックプレイに、皆も感動していたようで何より。キミタチもホントはこう言うの好きなんじゃん!?
さてラストに向けてあと2曲、先ずはこれぞロリーの代名詞と言える名曲「TATTOO LADY」!イントロはライヴ・ヴァージョン仕様。正に“分るヤツ”だけ異様に盛り上がって、それ以外の人たちは歌が始まってから気づくと言う、“粋な”嗜好を演出してくれました!(もちろん私のような“ベテラン”になると直ぐに気がつくもんだが)
そしてラストは「SHADOW PLAY」で締めくくり、大盛況のうちに幕を下ろしました!
そして今夜はそのほかに2バンド、デヴィッド・ボウイエアロスミスのカヴァーバンドも登場します。オモシロそうなので全部見ていこうじゃありませんか。
デヴィッド・ボウイをカヴァーするのは、THE RAREと言うバンド。全員お化粧をして、皆グラムロックのテイストを感じさせる色気に満ちていました。ってか、特にフロントの方々は顔そのものが綺麗っすね。
私はボウイの曲はほとんど知らなかったのですが、ギターのトーンコントロールの見事さ、ドライヴ感がありダイナミズムに溢れたドラムプレイを存分に楽しむことが出来ました!上手いなあ、このバンド。
実はこの「20世紀のレガロス」は3日間行われており、今日がその最終日。そのオオトリを勤めるこのが、これから登場するWALKIN’ THE DOGSと言う、エアロスミスのカヴァーバンドなのです。
私は過去に一度、不忍池で開催された野外イベントで彼らを見ており、そのときも「これぞロックンロール!」な楽しいステージを見せてもらいました。今夜もその期待に違わず、いや私が思っていた以上に、大いに盛り上がったステージとなったのです。
エアロの結構初期のナンバーを中心にコピーしているバンドなので、たまに知らない曲とかあったりするんですが、そんなことはお構いなしにロックの醍醐味を満喫させてくれます。
確か「トイズ・イン・ジ・アチック」とか「ウォーク・ディス・ウェイ」、あと「ゲロ場のジジィ!」って空耳のある曲(そんなんで覚えててスマン!)などを演奏。
「スィート・エモーション」では、イントロのベースをずっと引きずり、なかなか歌を始めないでおちゃらけているヴォーカル氏に向かって、「早く始めろよ!」とベース氏が怒鳴って大爆笑!
こんな調子で、自分たちこそが一番ステージを楽しんでいるようなバンドの雰囲気が、会場全体に伝染して行くのです。フロアには椅子が用意されていたのですが、つに中盤からは、たまらず前に飛び出して踊りだす女の子たちまで登場!
バンドの演奏ももちろん良いが、ブギウギで腰をフリフリしている若い娘のお尻も最高!ステージ場もフロアも、終始笑顔とソウルフルな歌声に溢れたライヴでした!ホントに楽しかった!
そしてアンコールまで飛び出したのですが、もう演る曲が残っていなかった彼らは、即興でブルースをジャムセッション。「シャバダ、ドゥビダ〜♪」いやぁ上手い!こう言うのがとっさに出来るバンドってのは強いですよねぇ〜。
期待以上のアンコールに大満足のお客さんでした。そしてそのセッションのラストは、適当なところでブレイクを入れた瞬間、
「はい、これでお終い!」
ヴォーカル氏が合いの手を入れると、
「ジャ〜ジャジャ〜ジャジャ〜ジャジャン、ジャジャ〜ン♪。。。タカトン!」
ってな具合に(雰囲気だけつかんでね)、バンド全体で見事に決めてくれました!この辺りのアイコンタクトの上手さは痺れましたねぇ。さすがキャリアが物言う中年の星!ってなもんですか(後で平均年齢を聞いてびっくり!)
ホント、サイコーでしたよ。皆いい年なのに、全くもって所帯じみてないところも素敵!イカした“チョイワル”ロック親父たちに乾杯でした!
写真は今回撮ってないので、以前の写真ですがね。

@ちぇっそ@